東日本大震災関係メモ
東日本大震災の本震から一ヶ月経ちました。
本当は自分が色々調べてきたものをまとめようと思ったけど、まとめられないのでメモだけ。
地震関連
被害状況のまとめとか、津波関連は除いてます。首都圏で、これから先に対する心構えとして。
この先の余震とか
まだ余震が続くし、それどころかもっとアレかも知れない関係。
つまり、日本の地殻は、言わばパンドラの箱が開いてしまった状態にあります。これまでの地学的に平和で安定した時代は終わりを告げたと認識し、どうか頭を切り替え、限られた資源とマンパワーを有効に配分してください。
東日本沖巨大地震
大地震が火山の活発化(あるいは沈静化)に線区御する場合もあるよ、という研究。
東日本大震災後に、周辺で地震活動が活発になった活火山が少なくとも全国で13あることが26日、気象庁などへの取材で分かった。専門家は「1〜2カ月は注意深く観測する必要がある」と指摘している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110326/dst11032617520045-n1.htm
マクリーリー所長は、インド洋に大津波をもたらした2004年12月のインドネシア・スマトラ島沖地震(M9・1)では、3カ月後にも近くで巨大地震(M8・6)が発生したと指摘。ひとつの地震が他の場所の地盤にストレスを与え、間を置いて発生する地震もあると説明した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110322/dst11032213410033-n1.htm
余震は通常、だんだんと規模が小さくなり、間隔も開いていくが、1か月近くたってから最大余震が起きることも珍しくない。一方、最大余震は本震よりもマグニチュードが1前後小さいのが一般的で、M7級の余震しか起きていない東日本大震災では今後、M8級発生の可能性もある。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110408-OYT1T00357.htm
マグニチュードについてはマグニチュード - Wikipedia辺りを参照して、気象庁マグニチュードとかモーメントマグニチュード位は調べておくこと。
また、前出の大竹氏によると、今の日本は、「少なくとも、本州の東半分はいつどこで大地震が起きてもまったく不思議ではない」状況にあるという。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2320?page=2
相当高い確率で起こるとすでにわかっている地震もある。それは、「東京湾北部地震」(M7・3)である。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2320?page=3
実はいま、この東京湾北部地震以外に、多くの専門家たちが「東日本大震災と同様の事態が起きるのでは」と危惧している地震がある。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2320?page=3
静岡県の駿河湾・富士川河口付近を起点とし、宮崎県の日向灘沖まで続く南海トラフ。それに沿って東海地震、東南海地震、南海地震がほぼ同時に発生する「三連動地震」である。
昨日時点のまとめみたいな感じ。しかし今日もM7以上来たし、余震の余震とかいってるし、本当にどうなるのか分からないなぁ。
ここ最近の地震の震源地をアニメーションで表示。3/11以前も表示できるので、大地震の前に前震があったこと、余震がプレート境界面で多発している分かる。
- 忘却からの帰還では日々のマグニチュードの推移をプロットしている。昨日(4/11)までの分はこれ。
- 放射線強度&東日本大震災関連地震 (2011/04/11まで): 忘却からの帰還
その後の2011年4月11日の福島県浜通りの地震の連続はすざまじく、夕方の頻発時間帯の電車並みの勢い。
放射線強度&東日本大震災関連地震 (2011/04/11まで): 忘却からの帰還
確かに。今日もガンガン来てるし、長野の方も来てますね…。
今回と全然別件。アメリカはどうなのか
北アメリカ最大の火山地帯に位置するイエローストーン国立公園では、ここ数年間で半径数キロの地面が大きく隆起している。“超巨大火山(スーパーボルケーノ)”の活動が活発化した影響との見方もある。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110120002&expand#title
ただし、今回の隆起に関しては噴火の前兆ではなさそうだとスミス氏は言う。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110120002&expand#title
まあ、今回は大丈夫そうでしたと。ただイエローストーンは噴火するとかなりやばそう。
原発関係
現場の人の緊急被曝については触れていません。
毎日、情報が書き変わってるのですぐ古くなるかも知れません。
基本情報
福島原発問題について。
ブルーバックス。押さえておくべし。
ATOMICAは原子力に関連する幅広い情報を提供するインターネット上の百科事典です。
原子力百科事典 ATOMICA
東電の記者会見に出てくる資料は、なぜか東電の Web ページにはなくても、ここには掲載されてたりする(らしい)。
うーん。正確な内容にしようと思ったらしょうがないけど、ちょっと仕事が遅過ぎな気が。
あまり目新しい内容にないし…。
結局どうなってるの?どうなりそうなの?
大前研一の解説
今回の原発の状況について一番分かりやすい気がする。
- 大前研一の原発(福島原発)の解説動画を文字に書き起こしました。3/13 その1: 原発まとめブログ|福島原発や大前研一の解説まとめ
- 大前研一の原発(福島原発)の解説動画を文字に書き起こしました。その2: 原発まとめブログ|福島原発や大前研一の解説まとめ
- 大前 解説 大前研一氏による原発(福島原発)の解説動画を文字に書き起こしました。その3: 原発まとめブログ|福島原発や大前研一の解説まとめ
3/13版
- 大前研一の原発に関する解説動画の文字書き起こし3/19 その1: 原発まとめブログ|福島原発や大前研一の解説まとめ
- 大前研一の福島原発に関する解説動画の文字書き起こし3/19 その2: 原発まとめブログ|福島原発や大前研一の解説まとめ
- 大前研一の原発(福島原発)に関する解説を文字に書き起こしました3/19 その3: 原発まとめブログ|福島原発や大前研一の解説まとめ
3/19版
3/27版
4/3版
元原発技術者の考察。
最悪のシナリオって何?
外国資料系。
廃炉決定ということで、やることは燃料冷やしながら、何とか放射性物質の拡散, 放射線漏れを止めることだけど、予断を許さない状況は変わらないですね…。
状態が安定するまで最低数ヶ月、何年かかるのか、正直どうやって安定できるのかわかりませんが…。
廃炉までは数十年単位。
先は長いですね…。
放射線関係
「身近な放射線の知識」とか色々無償で公開されてます。
放射線被曝問題について
「暫定基準値」の「暫定」って何なのか。何が正しいのか。
放射能に関する基礎知識。(素粒子原子核分野の研究者から一般人に説明するために使用するスライド)
山内正敏氏の放射能漏れに対する個人対策。
上記の記事に対する東北大学の北村名誉教授のコメント
その他
原発建てる場所問題。難しいよね…。
ソ連軍指揮官のジューコフ将軍は敵の日本軍について、「下士官兵は優秀、下級将校は普通、上級幹部は愚劣」と評した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110412/dst11041203040004-n1.htm
おっさんはもういいんじゃね?系
今、45〜55歳くらいの人は、いまさら放射性物質がどうのこうのと、ジタバタしても遅いということ。
http://plaza.rakuten.co.jp/junko23/diary/201103210001/
すでに子供の頃に、たっぷりストロンチウムもセシウムも、まぶされているのだから。
ただ、何度も繰り返すが、今の子供たちには、私たちの世代のような悪い環境は味わわせたくない。
原爆体験のある日本にとって、放射線や放射能という言葉を聞くと、もうそれだけで恐怖を感じてしまうわけですが、自然界には人類の誕生以前から「自然放射線」が存在しています。自然放射線は、大気や、大地、宇宙線などから放出されますが、食物などにも含まれており、人類は年間、平均約2.4ミリシーベルト(日本は約1.5)程度の自然放射線を受けています。これはあくまでも平均値で、住む地域によっては「大地」から、かなり高いレベルの自然放射能の下で生活している人たちがいるようです。
自然界に存在する「自然放射線」のお話、高自然放射線地域に住む人々 : p4j - がんばれ日本!!
黄砂観測の事実から北海道や東北の日本海側の黄砂の成分は南日本の太平洋側に比べ、放射能を特に多く含んでいるということです。
http://emigration-atlas.net/environment/china-dust-sand-storm.html
計画停電系
それは、日本の電力会社が、世界でも最高峰の送電・配電コントロール技術を持っているということなんです。
計画停電が出来るのは最高級の配電技術があるということ: 練馬整体Yo-jouと一緒に体質改善&肩こり・頭痛の根本治療を
んで、節電よりもピークの分散が大事。難しいけど。
と思ってたけど、電力余ったら東北電力と融通するという話があったので、節電も大事。
ボランティア関係
- 被災地のために今できること “ボランティア難民”にならないために | ガジェット通信 GetNews
- ボランティアが足りているというのは幻想です。今こそ立ち上がりましょう。 | 西條剛央のブログ:構造構成主義 - 楽天ブログ
迷惑系の話もあったし、難しいね。
不謹慎厨へ
そして、何より、いっさい「ユーモア」が許されないこの緊張状態は、いつまでも続きません。そのうち、多くの人がストレスで体調を崩しかねません。
東日本大震災で「ユーモア」が許されないこの緊張状態は危険 ‐ 岩崎聖侍 – アゴラ
「人は幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せなのだ」
私の座右の銘です。
ただ、その前提が大きく揺らいだとき(たとえば、いまの状況以上に、だ)に、その人たちがどう振舞うのか、ということについては、かなり不安がある。
http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20110319/1300465291
最後に、どうしても悲観的に考えてしまう人に、お願いです。
「悲観主義は感情に属し、楽観主義は意志に属する」:永井孝尚の写真ブログ:オルタナティブ・ブログ
楽観的になっている人を責めないで欲しいのです。
個人的な不安材料
アレルギー(花粉症)の薬ね。お医者さんに聞いたら関西と融通したり、今まで一ヶ月で出してたのを短期間にするようにしたりとかで何とか回してるみたい。
原発問題考える前にそもそもの考え方
- http://blog.blwisdom.com/shikano/201104/article_1.html
- http://blog.blwisdom.com/shikano/201104/article_2.html
日本が環境大国と胸を張れるわけ
- http://blog.blwisdom.com/shikano/201104/article_3.html
- http://blog.blwisdom.com/shikano/201104/article_4.html
リスク・ベネフィットの考え
「危機に直面した人々は,多様な情報源からの情報を求めている.多様な情報源からの一貫した情報を得ることによって,1)警報の意味と状況を理解し,2)警報の内容を信じる,という2つのことが可能になるのである」
自分も気をつけないとね…
どの国も煽り過ぎ。
俺は、自分が反論できないこの「絶対の正論」が、震災というものを人質にとっているということそのものに対して違和感があるのではないか。だって、こんなの本来、情緒的に同情するか、あるいはすべてをドライに割り切って「現実的に」できることを是々非々とやらでやってかなきゃいけない性質のものだろう。この局面においては情緒とかクソの役にも立たない。
http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20110410/1302373143
なのに、そうしたすべてのものに対して「正論」とやらがまかりとおっているのが気持ち悪い。
同感。
信頼できない情報源について。コメントも読むこと。広瀬隆氏とか武田邦彦氏に対する言及あり。
信頼できそうな情報源について。kikulogも信頼できますよ。コメント欄の議論も含めて。
<「自分で考え、自分の責任で」できる対策>
1. 自分で手を動かして、できるだけ信頼に足る情報を入手する
http://viking-neurosci.sakura.ne.jp/blog-wp/?p=5565
2. 自分で方法を取捨選択して、放射線被曝の防止措置を取るor適切な退避行動を取る
3. 自分の意思決定を不用意に他人に委ねない&自分の決断を他人に押し付けない
原発ソング
著作権上、問題あるかも知れないですが貼っときます。
単純にかっこいいよね。放送止まっちゃったタイミングとか神がかってるw
「ずっと好きだった」のPVは"Get Back"へのオマージュになってたこと、"Get Back"の原曲が"No Pakistanis"だったこととか、因縁めいてておもしろい。
#"Get Back"の途中で警察に止められたりとか、"No Pakistanis"がイギリス政府のパキスタン移民排斥を非難する歌詞だったりとか言う部分ね。
#ちなみに「ずっと好きだった」は歌詞があまり好きでないw
でも「だまされた」は正直ちょっとねー、と思ったり。
おっさん的にはこっちとか
こっちの辺りがリアルタイム。