たったひとつの冴えたやりかた / ジェムズ・ティプトリー・ジュニア

またストーリーもそうですが、越川芳明氏の解説「マヤ族と大自然の逆襲 」の内容も興味深いものがあり、これとWikipediaのジェームズ・ティプトリー・Jrの項を合わせて読むと他の作品にも手を出してみたくなります。
ということで購入済なので近々、読む予定。

すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた / ジェムズ・ティプトリー・ジュニア

ということで読了。
収録作は

  • たった一つの冴えたやりかた
  • グッドナイト、スイートハーツ
  • 衝突

の三篇。この幕間に図書館司書と異性人のカップルが狂言回しとして登場します。
読んでみて竹宮恵子の漫画みたいだと感じました。挿絵は川原由美子ですが。
どこがと言われると難しいのですが、狂言回しで出て来る異星人のノリとか、主人公をはじめ登場人物が死を前にしてさえ、まっすぐに前を向いている感じとかに似ている部分を感じました。
また、何の説明もなく登場するいろいろなSF用語とかがちょっと前のSFのノリで、なんだか懐かしい気分で読みました。
ちなみに私は特にハンカチは欲しくなりませんでした。人間ではないんですかね。:-)